コンテンツ
シミの原因となるメラニンは、「基底細胞層」という表皮の底の部分に存在する「メラノサイト」という色素細胞が生み出すことが分かっています。本来は、細胞を傷つけ破壊する紫外線から「細胞を守る」ため、メラニン色素は「役に立つ」存在。いわばお肌のバリア役なのです。
代謝力が活発な10代〜20代のうちは、ターンオーバーによってメラニンはどんどん古い角質とともにはがれおち、表皮から排出されていきます。しかし、加齢や睡眠不足、不規則な食生活などで肌の再生サイクルが乱れると、十分に排出されなくなり、肌に蓄積され、やがてシミとなってしまいます。
メラニン色素は「チロシナーゼ」という成分が酵素などで変換され生成された「DOPAキノン」によって発生します。従って、チロシナーゼの活性を阻害することでメラニン色素合成を妨げ、メラニン生成抑制を行うことが可能です。
メラニン生成を抑える美白成分としては、抗酸化成分やコラーゲン増加作用でも有名な「ビタミンC」、チロシナーゼの働きを強力に抑制し、メラニンの色を薄くする還元作用のある「ハイドロキノン」などが有効。
また、ハイドロキノンより効果は弱いですが、安全性の高い「アルファアルブチン」、アルブチンに匹敵する強いメラニン生成抑制作用があるとされる「イソフラボン」など、いずれも効果的です。これらの成分が配合された美容液などを使用することで、シミ・くすみ改善の効果が期待できます。